沖縄県・西表島のイリオモテヤマネコ(国の特別天然記念物)も含め、ヤマネコの保護区ができるのは初めて。「安心して住める山を」と、購入資金を募っている。(島居義人)
1993年に発足した「ツシマヤマネコを守る会」(山村辰美会長、約340人)。1月までに民有林約4・5ヘクタールを購入したほか、さらに周辺の計約63ヘクタールを買い上げる予定という。一帯はスギやヒノキ、広葉樹が多く、ヤマネコが暮らしやすい山林。購入費は企業や団体からの助成金、会員らからの寄付金を充てた。
この地域は93年に「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律」が施行されたのを受け、環境庁(現・環境省)が保護区の設定を検討した。だが、当時は所有者らが木の伐採規制などを懸念し、実現しなかった。
守る会は2000年3月から5年間、別の山林約320ヘクタールを無償で借り、ヤマネコの保護に取り組んだ。こうした実績がある守る会からの要請に所有者も応え、今回の買い上げが実現した。今後は観察路を設けたり、ヤマネコの餌となるネズミが好きなドングリやサツマイモなどを植え、環境調査なども行うことにしている。
山村会長(65)は「引き続き寄付などの協力を訴えていきたい」と話している。問い合わせは山村会長(0920・84・5100)へ。
・ 普天間、県外移設は困難=国民新・下地氏(時事通信)
・ 鳩山首相 子育て父母が意見 「リアル鳩カフェ」で対話(毎日新聞)
・ <岸田國士戯曲賞>柴幸男さん「わが星」に(毎日新聞)
・ 小沢一郎政治塾「税金で側近育成」との批判も(読売新聞)
・ 国庫負担「肩代わり」法案に反対声明―健保連(医療介護CBニュース)