2010年05月21日

少し「不良」の方が長寿? ヒケツは「笑い」と「乳酸菌」(J-CASTニュース)

 たばこやお酒をガマンして飲まない人よりも、くよくよしないマイペースで少しくらい不まじめなほうが長寿をもたらす――。こんな内容の「『まじめ』は寿命を縮める『不良』長寿のすすめ」(宝島社新書)が話題だ。

 「日本人は勤勉でまじめ」といわれてきたが、うつ病やガン、認知症にかかったり、年間3万人もの自殺者を生んでいたりする。それも「まじめさ」ゆえと指摘、長寿のヒケツは「免疫力」にあるという。

■NK細胞を活性化して健康になる

 著者で、順天堂大学医学部の奥村康教授(免疫学)は「不良」長寿の意味を、「NK(ナチュラル・キラー)細胞を活性化させることが健康と長寿のカギになる」と説明する。

 NK細胞は免疫細胞の中でも、ウイルス感染細胞やガン細胞などをいち早く発見して殺す働きをする。インフルエンザなどの感染予防やガン予防の「決め手」ともいわれ、最近ではさまざまな研究の成果が報告されるようになった。

 そこで俄然注目されているのが、乳酸菌。乳酸菌を摂取すると、人の免疫力を高めるNK細胞が活性化されて、免疫機能を正常な状態にするというのだ。

 それを裏づける研究成果が、2010年5月19日に東京・赤坂で「NK活性を高める生活習慣と乳酸菌」をテーマに開かれたセミナーで発表された。

 明治乳業・食機能科学研究所が実施した「1073R-1乳酸菌(R-1乳酸菌)のNK活性増強作用」の研究で、池上秀二研究員は、「ヨーグルトに使われるブルガリア菌の一つ、R-1乳酸菌に、免疫機能を高める効果が見込めた」と説明した。

 山形県舟形町と佐賀県有田町に住む59〜85歳の142人を対象に、それぞれ2グループに分けて試験を実施。一方のグループはR-1乳酸菌で発酵させたヨーグルトを1日90グラム、もう一方は、一般的に免疫力があるといわれる牛乳100ミリリットルを1日1回摂取してもらい、免疫機能の働きの指標となるNK細胞が活性化するようすを調べた。

 その結果、NK細胞はヨーグルト、牛乳ともに摂取前より増える傾向にあったが、ヨーグルトのほうがより活性化したことがわかった。

■腸管を整えることが大切

 こうした研究成果に、奥村教授は「ヒトでの試験は貴重で、このことから逆に、風邪を予防するにはウイルスを攻撃する抗体やNK細胞をつくり出す腸管を整えることが大切なことがわかる」とし、乳酸菌のもつ整腸効果を強調した。

 もう一つ、奥村教授が「長寿」のヒケツとしているのが「笑い」だ。そう聞くと、医学的な説得力に欠けるような気になるが、奥村教授が診てきた100歳を超える元気な老人たちに共通していることには、「笑い」がある。

 たばこを吸い、お酒を飲んでいても健康な老人はいる。むしろ、無理な禁煙や禁酒でストレスを溜め込んでしまうほうが健康にはよくないようで、「くよくよしない、マイペース。少しくらい不良のほうが長寿をもたらす。心配性な人は長生きできない」という。

 セミナーで、奥村教授は「NK細胞は年齢とともに減る」と話した。手軽にできることとして、乳酸菌を摂取して、かつ笑って過ごすことが免疫力をつけ、ガンなどの病気にかからないために大事なようだ。


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posted by タカミ ヒロミ at 20:23| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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